ActX の Home Pageへ 使い方

基本的な使い方は設定ファイルを整備した上で
actx -random
という形になるかと思います。
pin コマンドライン オプション

-help ヘルプメッセージを表示。
各マスコットに対するオプションも表示します。
-biff Biffモードで起動。
Biff機能をオンして起動します。
-rcfile [resource]
-r [resource]
設定ファイルを指定します。
指定しなければデフォルトの $HOME/.actxrc を読みに行きます。
[resource]はフルパスでの指定、もしくは、たとえば HOME$/.actxrc-hogeを読みたい場合は 「-r hoge」 という形での 省略形を利用することができます。 指定したファイルがないときは「actx -r hoge」としたようなときは MASCOTDIR$/sample.actxrc-hoge があるときはそれを読み込みます。
-home [x] [y] focus winがないときのHome Positionを指定 します。
マウス追従型フォーカスなどにしている場合にお使いください。
-install [module-file] モジュールファイルを-mdirで表示される標準マスコットディレクトリにインストールします。
実際に各ユーザーがモジュールを利用するにはこの作業のあとに -merge [module-file]を実行する必要があります。
詳しくはmodule の使用法をご覧下さい。
-init メニューに登録(merge)され、 HOME$/.actx/内にすでにある各モジュールをMASCOTDIR$/内に インストールされているモジュールの内容に初期化します。
ひとつひとつのモジュールについて初期化するかどうかを 対話的に決定します。
-Init -initと基本的に同じですが、すべて非対話的強制的に初期化を行います。
-Install [module-file] -installと基本的に同じですが、 既存の同名モジュールがあった場合でも、それを上書きします。
-mapmode [mode] [mode]の値によって、描画モードを指定します。
 0 : 通常描画 (デフォルト)
 1 : 再描画モード
 2 : 常に最前面に表示 ( -top と同じ)
再描画モードはマスコットが移動した直後、 -redraw [frames]で記述されるフレーム数(デフォルトは4)だけマスコットを前面に描画します。 通常描画でマスコットの足が隠れる等の際に指定してください。 常に最前面に表示する場合は、xlock等、 画面の最前面に描画するアプリケーションとの間で問題が発生します。 ご了承下さい。
-merge [module-file] インストール済のモジュールを各ユーザーの設定ファイル内に組み込みます。
詳しくはmodule の使用法をご覧下さい。
-Merge [module-file] -mergeと基本的に同じですが、 既存の同名モジュールがあった場合でも、それを上書きします。
-mergeno -merge するときのモジュールを挿入するメニュー上の番号を指定します。
特に指定しなければ、モジュールはメニューの末尾に加えられます。
詳しくはmodule の使用法をご覧下さい。
-mdir 標準マスコットディレクトリを確認して終了します。
モジュールがインストールされるディレクトリになります。
-noanim マスコット変更時のSuperfluous Animationを抑制します。
-nobaloon クリック時のふきだしの表示を抑制します。
-nohome リソース中でのHome Positionの指定を無視 します。
-nomenu メモリ節約のためポップアップメニューの表示を抑制します。 (標準マスコットで約2.6→1.4MBの節約)
終了するときはマスコットを<CTRL>+右クリックで終了できます。
-redraw [frames] 再描画モードでの再描画フレーム数を指定します。 必ず -mapmode 1 と同時に使用してください。
-xpm [xpm-file] マスコットに使用するxpm fileを直接指定します。
xpmファイルは他のマスコットがインストールされているディレクトリに ある必要があります。
-sticky Focus Windowへの追従を抑制します。
-geometry [geometry] オプションでマスコットを表示させる位置を指定できるようになります。
-top 強制的に常に前面に表示します。
(xlock等のプログラムとの間では不具合が生じます)
-titlebar [bar_size] 各Windowのタイトルバーのサイズを自動計測せず、マニュアルで決定します。
Window Managerによっては自動計測できない場合があるかも知れませんので、その様な場合はこちらをお使い下さい。
-x [off_x]
-y [off_y]
Focus Windowの右肩からの表示Offset(pixel値)を直接指定します。
-xpm オプションを指定したときに使用します。
-offset [off] マスコットを標準の位置から[off]pixelだけ左にずらして表示します。
[off]の値に%をつけるとタイトルバーの右側から[off]%の位置にマスコットが表示されるようになります。
-signal 時報機能(毎正時にアクションを行なう)をONにします。
-sigmode [0|1|2] 時報の実行内容を設定します。
0 : クリック音再生のみ
1 : マスコットをランダムに変更(Default)
2 : マスコットを順番に変更
必ず -signal オプションも指定して下さい。
-random 読み込んだ設定ファイルのメニューの中からマスコットをランダムに選んで表示します。 複数マスコットを並べて起動したいときなどにどうぞ。
(mascot option) 上記以外に各マスコットについて一つずつそのマスコットを指定するオプションを設定します。(設定ファイルの中のリソース"Actx*menuXX.option"で指定します。)
標準マスコットの長森瑞佳さんでは"-mizuka"がこれにあたります。
選択されたマスコットを表示します。

-random か mascot option (または -xpm オプション)で表示するマスコットを指定しない限りはヘルプメッセージを表示するだけで起動しません。


pin メニューの操作

クリックすると広い画面が見れます マスコット上にマウスカーソルを合わせるとカーソルが指にかわります。
その状態で右クリックをするとこのようなメニューが現れます。
各メニューは以下のような働きをします。

上記"-nomenu"オプションをつけて立ち上げた場合はマスコットを右クリックしてもこのメニューは表示されません。 この場合は<CTRL>-Key + マウス右クリックでActXを終了します。 (この終了方法は-nomenuオプション有効時でなくても常時有効です。)

Don't Quit メニューを消します。
Quit ActX を終了します。
General Config ActX General Configuration Windowを表示します。
ここではActXプログラム全体に対する設定を変更できます。 このWindow内ではの操作に関しては下で詳しく説明します。
Mascot Config マスコットのパラメータ設定Windowを表示します。
ここでは現在表示中のマスコットのアニメパターン等を細かく指定・変更できます。 このWindow内の操作に関しては次項『アニメ作成』で解説します。
Save Parameter ここをクリックすると二つのプルダウンメニューが現れます。

pinSave
現在のパラメータ(パラメータ変更Windowを使って変更した場合など)をセーブします。 読み込んだ設定ファイルに自動的に上書きしますので注意してください。

pinLoad Default
パラメータ変更をすべて破棄して、もう一度設定ファイルを読み直します。
Change Mascot ここもクリックするとプルダウンメニューが現れます。

pinRandom Change
現在メニューに登録されているマスコットから任意のものを選んで変更します。

pin各マスコットへの変更
それぞれ指定されたマスコットに変更します。
ここに入る文字列は設定ファイル中のリソース"Actx*menuXX.title"で指定されていますが、パラメータ変更Windowで設定することも可能です。



pin General Config Windowの操作

General Config Window

Window各部の説明

このWindowで変更されたパラメータはすべてが設定ファイルにセーブされるわけではありません。起動時にコマンドラインのオプションから指定するものも含まれています。また設定ファイルにセーブされるパラメータも「Save Parameter」→「Save」を実行しない限りは設定ファイルの方にはセーブされません。 ご注意下さい。
また、くわしいオプションの内容に関しては本節のコマンドラインオプションの項を、リソースの内容に関しては次節の「設定ファイル」を参照してください。

解説
A Version No.
表示のみ。
B 設定ファイルのタイトル。
表示のみ。 リソース『titleOfMenu』で指定。
C 現在読み込んでいる設定ファイル名。
表示のみ。 オプション『-rcfile [設定ファイル]』で指定。
D 登録マスコット総数。
表示のみ。 リソース『numsOfMenu』で指定。
E Xpm 格納ディレクトリ。
表示のみ。 リソース『xpmDir』で指定。
F 再生音声格納ディレクトリ。
表示のみ。 リソース『sndDir』で指定。
G 音声再生コマンド。
編集可能。 リソース『sndCom』にセーブされます。
%sには各マスコットで指定する音声ファイル名が入ります。
H タイトルバーサイズ計測の自動/手動切替え。
Auto または Manual のどちらかに切替えるボタンです。 DefaultはAuto。設定ファイルには保存されません。
オプション『-titlebar [Bar のサイズ]』を指定するとManual状態で立ち上がります。
I タイトルバーサイズ
手動タイトルバーサイズ計測の場合のバーのサイズ(pixel数)。
HがManual側になっていないと編集できません。設定ファイルにはセーブされません。
オプション『-titlebar [Bar のサイズ]』で指定。
J マスコットの表示位置オフセット。
マスコットの表示位置を通常の位置から左へ指定したピクセルだけずらして表示します(複数マスコットを表示する際等に有効)。
編集可能ですが設定ファイルにはセーブされません。 オプション『-offset [offsetのpixel数]』で指定。
K マスコット変更時アニメーションのON/OFFスイッチ。
デフォルトはONです。スイッチ変更内容は設定ファイルにはセーブされません。 オプション『-noanim』を指定するとOFFの状態で起動します。
L ホームポジションの指定。
フォーカスをマウス追従型にしてるときなどに、 フォーカスするべきウィンドウがない状態でのマスコットの デフォルトの表示位置を指定します。 オプション『-home [x] [y]』で起動時に 指定できます。また、れソース中での指定も可能で、 リソースへのセーブもされます。
M 描画モードの変更。
デフォルトはNormalです。Window Managerとの相性により、 マスコット移動時に足が隠れてしまう等の問題が発生するときは Redraw または Always on Topを選択してください。
オプション『-mapmode』で 0(=Normal:Default)/1(=Redraw)/2(=Always on Top:-topと同じ)
N Redrawフレーム数。
-mapmode 1のRedrawモードで、マスコットの移動があってから何 フレームめまで際描画を続けるかを指定します。
オプション『-redraw [フレーム数]』で 起動時に指定します。
O Biff機能のON/OFFスイッチ。
デフォルトはOFFです。スイッチ変更内容は設定ファイルにはセーブされません。 オプション『-biff』を指定するとONの状態で起動します。
P メイルスプールタイプ
メイルスプールのタイプを指定します。
[UNIX mbox]の場合 : UNIX mbox
[Procmail] の場合 : Procmail
[Maildir] の場合 : Maildir [POP3] の場合 : POP3 [POP3(APOP認証)] の場合 : POP3(APOP)
としてください。 リソース『mboxType』にセーブされます。
Q メイルチェック間隔
メイルをチェックする間隔[秒]です。 リソース『biffInterval』にセーブされます。
R メイルバルーン表示時間
新着メイルが届いたときのバルーン表示を何秒間行なうかを指定します。 リソース『biffExpire』にセーブされます。
S Biff参照ファイル名。
Biff機能を使用する際に参照するファイル(or ディレクトリ)です。
Biffの参照ファイルは
[UNIX mbox]の場合 : mail spool fileそのものを指定
[Procmail] の場合 : HOME$/.procmailrc等で "LOGFILE="で指定されているログファイルを指定
[Maildir] の場合 : 新着メイルがセーブされるディレクトリ (default HOME$/Maildir/new)
[POP]/[APOP]の場合は指定する必要はありません。
を指定します。 リソース『mboxFile』にセーブされます。
T メイルチェックコマンド
fetchmail等の定期的なpollingを行なう場合は ここでコマンドを指定してください。 リソース『biffCom』にセーブされます。
U POPサーバー
POPによるメイルチェックを行うメイルサーバーを指定します。 リソース『POP3.server』にセーブされます。
V POPユーザー名
POPサーバーでのユーザー名を指定します。 リソース『POP3.user』にセーブされます。
W POPパスワード
POPサーバーでのパスワード(APOPの場合はAPOP用パスワード)を指定します。
このボックスでは入力をしても表示されません。 また、セキュリティのため、このパスワードを指定した 設定ファイルはパーミッションを600(ユーザーのみ閲覧更新可能 )に自動的に変更します。
リソース『POP3.pass』にセーブされます。
X メイラー起動コマンド
メイラーを起動するコマンドです。
最後に"&"をつけて、バックグラウンドで走るようにしてください。
tty出力のコマンドの場合はターミナルを立ち上げるところから含めてください ("kterm -e"等)。 リソース『mailerCom』にセーブされます。
Y MIMEヘッダデコード用フィルタコマンド
通常はこのようにnkfを指定します。 リソース『biffFilter』にセーブされます。
Z バルーン機能のON/OFFスイッチ
デフォルトはONです。スイッチ変更内容は設定ファイルにはセーブされません。 オプション『-noballoon』を指定するとOFFの状態で起動します。
AA バルーン境界線の太さ
バルーンの境界線の太さをピクセル数で指定します。 リソース『balloon.border』にセーブされます。
AB バルーンスタイル
Stdはxosmultiタイプ、wmakerはWindowMakerタイプのバルーン形状になります。 リソース『balloon.style』にセーブされます。
AC 時報機能のON/OFFスイッチ。
デフォルトはOFFです。スイッチ変更内容は設定ファイルにはセーブされません。 オプション『-signal』を指定するとONの状態で起動します。
AD 時報機能の内容切替えプルダウンメニュー。
デフォルトは『マスコットランダム変更』になっています(詳細はコマンドラインオプションの項を参照)。MがONになっていない限り変更ができません。変更内容は設定ファイルにはセーブされません。 オプション『-sigmode [0|1|2]』で起動時に各モードを指定できます。
AE 変更決定ボタン
General Config Window中のすべての変更を実行してWindowを終了します。
ただし、ここで変更されたパラメータはメニューから「Save Parameter」→「Save」を実行しない限りは設定ファイルの方にはセーブされません。
変更キャンセルボタン
General Config Window中のすべての変更をキャンセルしてWindowを終了します。

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くるみ ちまり
Last modified: Thu Dec 27 01:04:21 JST 2001