MaCoPiX FAQ (Frequently Asked Questions)
      - よくある質問
         === 起動編 ===
            起動時のメニュー選択が鬱陶しい
            特定のマスコットを起動時に選択したい
            起動時にBiffや時報を有効するには?
         === 移動編 ===
            タスクバーに座らせたい
            画面上端でおすわりマスコットが足しか見えなくなってしまう
            非矩形タイトルバー上でおすわりマスコットが浮いて見えてしまう
         === 設定編 ===
            マスコットが見つからない?
            設定を変更したが反映されない?
            ふきだしの台詞を変更したい
            Sloopyフォーカスのウィンドウマネージャ上でマスコットがクリックできない
            メニューをひとつにまとめたい
         === バグ?編 ===
            ふきだし・時計が重い
            Win2000でトレイアイコンの色がおかしい?
            ふきだしの文字がおかしい
            メニューの文字がおかしい
            gmailのアカウントでPOPがうまく動かない
         === アドバンスト編 ===
            オリジナルのマスコットは作れない?
            複数のメイルアカウントに対応できる?
            Gtk+1.2と2.xでの動作の違い
            Gtk+2.xのバージョンによる違い


▼よくある質問

Q いつも起動時にメニューを選択させられて鬱陶しい。
A 起動時にデフォルトで選択されるメニューを指定するすることができます。
メニューを読み込んでから右クリックメニューで
   保存→ランチャメニュー→デフォルトに設定
で現在読み込んでいるメニューを起動時によませるようにします。 ("保存→すべて保存"でもOK)


Q 特定のマスコットを起動時に選択したい。
A インストール済みのマスコットについてはコマンドラインオプションで
   macopix.exe HxB_ayana.mcpx
のように .mcpxファイルを指定すればよいです。
.mcpxファイルはWin版ならばmacopix.exeのあるディレクトリにある UserDataディレクトリの下、 UNIX版ならば $HOME/.macopix/ディレクトリの下 にインストールされています。


Q 起動時に時報やメイル着信お知らせ(Biff)機能を自動的に有効にしたい。
A 起動時のオプションでスイッチできます。
   macopix(.exe) -b 
で起動時にBiffをON
   macopix(.exe) -s 
で起動時に時報をONとなります。
両方使いたいときは
   macopix(.exe) -b -s 
とすることももちろんできます。
ショートカットの"リンク先"などに上記のオプションをつけたりして利用してください。


Q フォーカスがないときなどにタスクバーに座らせたい。
A 設定ウィンドウで「共通設定」→「移動」→「ホームポジション」で、 フォーカス(フォアグラウンド)ウィンドウがないときと画面上部にマス コットがはみ出すときの動作を指定できます。


Q フォーカス追従(おすわりマスコット)で使用しているとき、 フォーカスウィンドウが最大化等しているとマスコットの足のみ しか見えなくなってしまい、悲しい。
A ホームポジション 機能を使うことによってマスコットが画面上部にはみ出るときに、 強制的にマスコットを任意の位置に移動させることができます。
設定ダイアログの[リソース]→[移動] 部分にてホームポジションの設定で「画面はみ出し」時の動作を指定して下さい。


Q 長方形でない(Shaped)タイトルバーをウィンドウマネージャーで使っ てるのだけど、マスコットがバーから浮いてしまって、悲しい。
A 非矩形バー用オフセット を指定して下さい。 (UNIX版のみ)


Q マスコットをインストールしたが見つからない。 マスコットの切り替えはどうやるのか?
A 配布しているマスコットアーカイブはひとつのメニューとそれに登録さ れた複数のマスコットからなりたっています。
まず、目的のマスコットが登録されたメニューに変更してください。右クリックで
   開く→ランチャメニュー→ランチャ
でいちばん簡単にインストール済みのメニューをさがすことができます。 メニューを切り替えたら右クリックメニューから
   マスコットランチャ→(メニュータイトル)→(マスコットタイトル)
でマスコットの変更ができます。


Q 設定を変更したが反映されない。
A 変更した設定を保存しない限りは次回起動以降に反映されません。
右クリックメニューの
   保存
から必要なものを保存してください。
   すべて保存
を選択すると 共通設定・現在表示中のマスコットの設定・現在使用中のメニューをデフォルト指定 を保存することができます。
また、マスコットの設定を変更してからセーブしないままで、マスコットの変更 を行いますと、その時点で変更内容は破棄されますのでご注意ください。


Q ふきだしの台詞を変更したい。
A 右クリックメニューから
   設定
を選択して設定ウィンドウを立ち上げて、
   マスコット→アニメ
の項目で編集することができます。
詳細はホームページまたは設定ウィンドウ内のふきだし項目にある制御文字 一覧をご覧ください。
なお、設定変更したあとはマスコットの保存をお忘れなく。


Q ウィンドウマネージャーをSloppyフォーカスで使用しているんですが、 マスコットをクリックできなくて悲しい。
A これも ホームポジション 機能を使用していただくといいかと思います。
設定ダイアログの[リソース]→[移動] 部分にてホームポジションの設定を「フォーカスがないときのみ」 または「画面はみ出しもサポート」 としてご利用していただくと、フォーカスウィンドウがないときに マスコットを任意の指定位置に表示することができます。
なお、Gtk+2.10以降を使っている場合はタスクバーにアイコンが表示され、 そこからメニューを使うこともできます。


Q いろいろあるメニューをひとつにまとめたい。
A 設定ダイアログ中でメニューの編集をおこなうことができます。
複数あるメニューを統合したいときは、各メニューをインストールした のちに、 設定ダイアログの [メニュー] の項目で「メニューの取り込み」を実行して、 ご自分のメニューに追加したいメニューを追加していってください。
ご希望のメニューが完成したら、設定ダイアログを「了承」で終了し、 ポップアップメニュー の「保存」→「ランチャメニュー」→「保存」で 任意のメニューファイル名を指定してセーブしてください。
その後もういちどポップアップメニューから 「保存」→「ランチャメニュー」→「デフォルトに設定」を 実行すると、次回起動時からメニューを指定しなくても 先ほど指定したメニューをデフォルトで読み込むようになります。


Q ふきだし・時計の表示が重い/ちらつく(Windows版)。
A 時計・ふきだしともWindows版のデフォルトでは背景のみを半透明表示する設定になっています。
これを
   "背景のみ"半透明するオプションをはずす
もしくは
   不透明度を100%にして半透明は使わないようにする
ことで負荷を多少軽減できると思います。


Q Windows2000でタスクトレイのアイコンの色がおかしい?
A 仕様です(汗)。
Windows2000では標準ではシステム16色のアイコンしかタスクトレイで 正常に表示できません。 256色以上のアイコンの表示を可能にするフリーウェア等を利用するか、 設定ウィンドウからタスクトレイのアイコンを表示しないように設定する ことができます。
WindowsXP以降ではこの問題はおこりません。


Q ふきだしやメニューが(不正な文字コード)としか表示されない もしくは正確に表示されないので、悲しい。(Gtk+1.2を使用のときのみ)
A 作者提供のMaCoPiX用マスコットは日本語EUCで記述されています。 そのため、同じ日本語環境であったとしてもja_JP.eucJP以外のロケール(例. ja_JP.UTF-8 in Fedora Core 1)では、マスコットのふきだしやメニューへ のエントリー名が正常に表示されません。

これを回避するためには
(1)インストール済みのマスコットファイル(*.mcpx)のコードをロケールに あわせて変更
(2)インストール済みのメニューファイル(*.menu)のコードをロケールにあ わせて変更
(3)Biff機能を使う際はGUIからBiffフィルタの指定(デフォルトは "nkf -eum")を環境にあわせて変更
することによって回避できます。

ただし、これはあくまでも日本語環境どうしでの変換なので、他国語で使用 したい場合はマスコット/メニューファイルの翻訳作業が必要になります。

また、日本語化されたメニュー等はgettextが適宜変換してくれるようで、 特に変更は必要ないはずです。


Q 日本語環境なのにメニューの文字が化ける(マスコット名はOK)
A gettextの設定がおかしい、もしくはUTF-8に対応していない可能性があります。
後者の場合でしたら、sourceツリーのなかの
   po/ja.po
ファイルのコードをEUC-JPなどに変換。 同ファイル内の
  "Content-Type: text/plain; charset=UTF-8\n"
という行を
  "Content-Type: text/plain; charset=EUC-JP\n"
と変更(EUC-JPの部分はお使いの環境にあわせて変更)。 po/ ディレクトリ内で
  rm ja.gmo; make
としてja.gmoを作り直し、make installすることでうまく行く可能性があります。


Q gmailのアカウントでbiffを使用すると"POPアクセスエラー"と怒られる
A gmail は POP over SSLでのみアクセス可能ですので、 SSLに対応したMaCoPiX ver1.6.4以降を使用してください。 MaCoPiXの設定ウィンドウでメイル着信の設定中"SSL"の項目を "POP3の接続にSSLを使用"として、 ポート番号を"995"とします。


Q 自分でオリジナルのマスコットは作れないか?
A もちろん作れます。 詳しくはこちらをご覧ください。


Q 複数のメイルアカウントを持っていてそれぞれにBiffを使いたいが...。
A ひとつの設定ファイルにはひとつのメイルアカウントしか登録できません。
したがって、設定ファイルをふたつ以上用意してふたつ以上のmacopix(.exe) を同時起動するという形でならば実現はできます。
標準の設定ファイルはmacopix.exeのあるディレクトリの
   UserData\macopix.ini  (UNIXでは $HOME/.macopix/macopix.rc)
ファイルです。 このファイルにアカウント1の設定をセーブし、
   UserData\mail2.ini    (UNIXでは $HOME/.macopix/mail2.rcなど)
という設定ファイル名でアカウント2の設定をセーブした上で、
  macopix(.exe) -b &
  macopix(.exe) -b -r mail2.ini[mail2.rc] &
などとすると、それぞれ別のBiffを利用することができます。


Q Gtk+-1.2版とGtk+-2.x版での動作の違いは?
A 現在のところ、フォントにアンチエイリアスがかかる以外に以下のような違 いがあります。

[マスコットの文字コードの解釈]
Gtk+1.2の環境では、マスコットおよびメニューファイルは locale環境と一致する必要があります。
Gtk+2.xでは、
   1. mcpxファイル内の [General] code=xxxx 設定
   2. 現在のlocale
   3. MaCoPiX デフォルト (EUC-JP)
という優先順位でマスコットのコードを理解しようとします。 それも理解ができなかった場合に限って"不正な文字コード"とエラー 表示が出ます)。

[フォントの指定]
ふきだし/時計表示用のフォントの指定はGtk+-2.x/1.2でそれぞれおの ずと変わってきます。おこられた場合は各フォントダイアログから選 択をすれば問題ないはずです。

また、Gtk+2.xではフォントの表示はきれいになりますが、そのぶんメモリ を消費することになりますのでご注意ください。


Q Gtk+-2.xのバージョンによる動作の違いは?
A [Gtk+-2.4以降]
- GtkFileSelectionのかわりにGtkFileChooserを使う。
- ストックアイコンを使ったボタン

[Gtk+-2.10以降]
- タスクバーへのトレイアイコンの表示

がそれぞれ可能になります。



くるみ ちまり

Last modified: 2008/02/15 15:37:54 HST